4月29日にふさわしい祝日にしたい
 この日は、昭和天皇のお誕生日です。国民の心に、昭和天皇のお人柄をしたい、激動の昭和を忘れがたい気持ちがつよくあったために、祝日として残されました。ですから、昭和への思いを記念する祝日名と趣旨にあらためるのがもっともふさわしく、自然です。

 祝日名は「昭和の日」、趣旨としてはおよそ「昭和天皇を偲ぶとともに、昭和の苦難とともに、昭和の苦難と復興をかへりみ、国の将来に思いをいたす」といった内容を提案します。

昭和の日実現で、身近な歴史を振り返る
 今の祝日の中には、身近な歴史をふりかえる日がありません。「昭和の日」ができれば、日本人が一緒に生きたもっとも身近な歴史を、暮らしのなかにとどめることが出来ます。
このままでは由来が忘れられてしまう。
今の「みどりの日」という祝日の名前をはじめて聞いたとき、自然を大切にされ、いつくしまれた昭和天皇を思いうかべた人々もあったと思います。

 しかし、今のままで世代の交代がすすめば、この祝日の由来は忘れ去られてしまうでしょう。そうなると祝日の意義は風化します。

みどりの日は他の日に移して残せる。
 4月29日を「昭和の日」にあらためると「みどりの日」はなくなってしまふのでしょうか。
しかし、「みどりの日」が四月二十九日でなければならない理由はありません。
 国民にこの祝日の存続を求める声が多ければ、もっとふさはしい他の日付に移して残してはどうでしょうか。
  (注:提出法案では「みどりの日」を「5月4日」に移行としています)


私たち「昭和の日推進ネット」は、特定の政治団体や宗教団体とは無関係に、純粋な「昭和」への思いにかられ自主的に集った個人や団体が、横のつながりをもち、「昭和の日」の実現を目指す組織です。
 私たちの活動は、その母体となった「『みどりの日』を『昭和の日』に改める国民ネットワーク準備会」(以下準備会といいます)を含めると、平成6年4月から開始しております。
 昭和から平成に変わって日が浅かった当初は、国民は「なぜ4月29日が『みどりの日』になったのか」をあまり気にとめずに、今までどおり「昭和天皇のお誕生日であったから祝日として残ったのだ」という雰囲気でした。
 しかし、時がたつにつれて「なぜ『みどりの日』になったのか」「なぜ『昭和』を記念する文字がないのか」という疑問の声は高まってきました。
 準備会は、こうした国民の疑問の声がひとつの小さな形となり、呱々の声をあげたものです。
 そして、この準備会としては、参加者が「昭和の日」実現を目指す署名集めを始めたのです。
 その後、署名活動の外に、新聞・雑誌等への意見広告の掲載、シンポジウムや勉強会の開催、ブックレットやパンフレットの刊行、準備会参加者個人での論文の執筆等の幅広い活動を通じて、広く国民各位に「昭和の日」実現をうったえてきました。
 このような地道な活動は、同じように「昭和の日」を切望する国民の連帯を生み、各界著名人の方々の多くの賛同を得るようになりました。
 そして、このような活動は徐々に発展し、平成10年1月にはこの運動に積極的であった個人や団体が団結して、「昭和の日推進ネット」が発足したのです。
 平成10年4月には、超党派による「昭和の日」推進議連が発足し、国会への働きかけを通じて、「昭和の日」実現に取り組んでおります。
 現在、署名は170万を突破しました。ご賛同を頂いた皆様の声を力に、励んでおります。

[昭和の日」設立へ。旧「昭和の日」推進ネット」のご紹介
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