祝日名は「昭和の日」、趣旨としてはおよそ「昭和天皇を偲ぶとともに、昭和の苦難とともに、昭和の苦難と復興をかへりみ、国の将来に思いをいたす」といった内容を提案します。
しかし、今のままで世代の交代がすすめば、この祝日の由来は忘れ去られてしまうでしょう。そうなると祝日の意義は風化します。
私たち「昭和の日推進ネット」は、特定の政治団体や宗教団体とは無関係に、純粋な「昭和」への思いにかられ自主的に集った個人や団体が、横のつながりをもち、「昭和の日」の実現を目指す組織です。 私たちの活動は、その母体となった「『みどりの日』を『昭和の日』に改める国民ネットワーク準備会」(以下準備会といいます)を含めると、平成6年4月から開始しております。 昭和から平成に変わって日が浅かった当初は、国民は「なぜ4月29日が『みどりの日』になったのか」をあまり気にとめずに、今までどおり「昭和天皇のお誕生日であったから祝日として残ったのだ」という雰囲気でした。 しかし、時がたつにつれて「なぜ『みどりの日』になったのか」「なぜ『昭和』を記念する文字がないのか」という疑問の声は高まってきました。 準備会は、こうした国民の疑問の声がひとつの小さな形となり、呱々の声をあげたものです。 そして、この準備会としては、参加者が「昭和の日」実現を目指す署名集めを始めたのです。 その後、署名活動の外に、新聞 ・雑誌等への意見広告の掲載、シンポジウムや勉強会の開催、ブックレットやパンフレットの刊行、準備会参加者個人での論文の執筆等の幅広い活動を通じて、広く国民各位に「昭和の日」実現をうったえてきました。 このような地道な活動は、同じように「昭和の日」を切望する国民の連帯を生み、各界著名人の方々の多くの賛同を得るようになりました。 そして、このような活動は徐々に発展し、平成10年1月にはこの運動に積極的であった個人や団体が団結して、「昭和の日推進ネット」が発足したのです。 平成10年4月には、超党派による 「昭和の日 」推進議連が発足し、国会への働きかけを通じて、 「昭和の日 」実現に取り組んでおります。 現在、署名は170万を突破しました。ご賛同を頂いた皆様の声を力に、励んでおります。